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1時間目 「チャイナエクスプレス」
担当:王穎穎、大野清司
各地の話題
① ユニクロが中国攻勢、上海に世界最大店
カジュアル衣料品店の「ユニクロ」は、売り場面積約8000平方メートルの世界最大の旗艦店「ユニクロ上海店」を9月30日に開店します。同社幹部が28日上海市内で会見して明らかにしたもので、同時に中国で年80~100店舗を開店すると発表しました。
② 中国・銀聯国際、韓国のロッテグループと全面提携
8月27日、中国銀聯は、銀聯国際と韓国小売業最大手のロッテグループが中国・上海市で提携の覚書に署名したと発表しました。覚書によれば、双方は共同で韓国での銀聯カード使用の拡大に努め、中韓のカード発行業務を拡張していきます。また、マーケティングで連携して国境を越えたネット払いを推進するなど、支払業務の刷新を行います。ロッテグループの業務は多岐にわたっているうえ、中国を含む9つの国家にまたがっています。傘下の免税店、百貨店、ホテル、商店、テーマパークなどではすでに銀聯カードの利用が可能で、銀聯カードの長期所有者は優待を受けられるということです。ロッテのカード会社は2012年3月から銀聯カードの発行を開始しており、発行された銀聯クレジットカードは累計で20万枚以上になっていて、中国国外で銀聯クレジットカードを最も多く発行した機関の1つになっています。
「キーワードチャイナ」では、新型「iPhone(アイフォン)」にスポットを当ててみます。
米アップルが、新型「iPhone(アイフォーン)」を9月10日に発表するとの観測が飛び交っています。その狙いは、ずばり巨大中国市場。プラスチックボディーの廉価版を投入するほか、従来の黒と白に加え中国人が大好きな金色を追加すると言います。(王穎穎)
2013年9月3日(火曜)
2時間目「CRIインタビュー」(詩人・谷川俊太郎さん)
聞き手:王小燕
今回のゲストは詩人の谷川俊太郎さんと田原さんです。今週の月曜日、北京放送のスタジオで収録しました。
この6月、中国大陸での6冊目の翻訳詩集として、谷川俊太郎さんの『空に小鳥がいなくなった日』が湖南文芸出版社から刊行されました。出版を記念するため、訳者の田原さん(中国河南省生まれ、1990年から日本在住、詩人)と、谷川さんは8回目の中国訪問に発ちました。
上海、杭州、南京をまわって、北京が最後の訪問地です。1泊2日の忙しい日程の合間に、北京放送の訪問と見学、番組出演に3時間も割いていただきました。
訪問のお誘いと取材依頼を快く引き受けてくださった背景には、北京放送が詩人の幼馴染がかつて務めていた職場だったことと、子どもの時に自分でラジオを組み立てていたほどの「ラジオ少年」だったことなどが挙げられます。
谷川さんの幼馴染とは、北京放送の日本向け番組やNHKの中国語講座などで大勢の日本人ファンがいる、今は亡き陳真さんです。父親同士が大学の同僚だったことで、少女時代の陳真さんは、俊太郎少年と遊び仲間でした。写真は小学生時代、銀座を散策していた2人のツーショットです。
陳真さん一家の帰国により、20年余り音信不通になった2人が再び連絡を取り合うようになったのは、中国の改革開放以降になります。この間、2人はそれぞれ異なる国でそれぞれの人生を歩み、成長していました。今回、スタジオで陳真さんが31年前に出演した番組の録音を聞いていただきました。
谷川俊太郎さんのインタビューは2回にわたって放送します。来週もどうぞ続けてお聞きください。
(王小燕)
【谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)】
1931年東京生まれ。詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。
2005年 中国語に翻訳された『谷川俊太郎詩選』が中国で第2回「21世紀鼎鈞ビエンナーレ文学賞」を受賞。
2011年 香港で出版された『春の臨終――谷川俊太郎詩選』が第3回中坤詩歌賞を受賞。
2013年6月 『空に小鳥がいなくなった日――谷川俊太郎詩選』が中国大陸で翻訳・出版された6冊目の詩集として出版(湖南文芸出版社)。
3時間目 「ライフマガジン」 (上海自由貿易試験区)
担当:王穎穎、大野清司
国務院は18日付のウェブサイトで、自由貿易試験区における対外資企業および外資の合弁企業にかかわる法律や規則を差し止める権限の承認を、全国人民代表大会に要請したことを明らかにしました。具体的な時期やその他の詳細は示されていませんが、「政府の役割の変革の加速や(外国からの投資に対してさらなる)開放を進める手段の革新」がねらいだと見られています。(王穎穎)
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