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一時間目 チャイナエクスプレス 担当:王穎穎 大野清司
各地の話題
① 円安で日本の商品をネット購入する人急増
ネットショッピングの決済サービスを提供する「支付宝」が5日発表した報告書によりますと、今年上半期、中国のインターネットユーザーが「支付宝」を通じて、海外サイトと行った取引額が前年同期比219%増、つまり3倍以上になりました。
② アリババと新浪微博が提携、淘宝版ウェイボ投入
電子商取引(EC)大手のアリババ・グループ(浙江省杭州市)と中国最大のポータルサイト、新浪のミニブログサービス「新浪微博(ウェイボ)」は先日、アリババ傘下のオンラインショッピングサイト「淘宝網(タオバオ)」と連動した新しいミニブログ「微博淘宝」をこの5日から市場に投入したと発表しました。新浪微博と淘宝網はお互いに5億人以上のユーザーを持つとされ、これにより巨大なネットワークが誕生することになります。
キーワードチャイナ:猛暑がつづく中国、職種によって明暗分かれる
猛暑が人々の消費に変化をもたらしています。人々が高温にただ耐える一方で、この「猛暑経済」を享受しているのが、旅行会社、エアコン、タクシー、EC事業、スイカ、自動車修理などの業界です。猛暑はさらに、水上レストランのようなちょっと変わった商売も生み出しました。(王穎穎)
2時間目「CRIインタビュー」(演出家&写真家・酒井靖之さん)
今回は、この25日まで北京オリンピック公園の「水立方」で開催中の絵画展「希望の画」を企画・主催した酒井靖之さんにインタビューします。
日本の東北被災地の子どもたちの絵やメッセージ、280点を展示するこの絵画展は、日中芸術文化交流『希望の画プロジェクト』の一環です。今回に続いて、来年は中国・四川地震被災地の子どもたちの日本の東北被災地の子どもたちに向けた絵画展を日本で開催したいと酒井さんは言います。
29歳で独立し、現在は、演出家、クリエーター、写真家など多角的に活動を展開している酒井さんは、東京生まれの函館育ち。大学をやめ、演劇活動に没頭していた20代始め、人生の大きな勉強をしたいと思い、アジアへの一人旅に立ちました。
「中国の風景は北海道育ちの人には会うんですよ」
先輩に聞いた一言で、最初の目的地を中国に決めました。
初めての中国訪問でした。旅先で知り合った日本語の分かる中国人青年と道連れになり、一緒に一ヶ月ほど中国各地に滞在していました。市場で日本人だと分かり、突然、怒鳴られたおじいさんとの出会いから、帰国後、歴史の勉強を始めます。
「戦争を知らない世代でも未来への責任はある」と中国に対する歴史観が大きく変わったといいます。
そんな中国の一人旅がその後、酒井さんが中国とかかわる一連の活動の原点となり、昨年、8年間に中国各地で撮った写真を集めた個展「現代中国写真展~Happy China~」を開催しました。中国人を群衆として見るのではなく、写真の一枚一枚に各地、各民族の一人一人の自然な笑顔が記録されていました。
「どの写真も盗み撮りではなく、一人一人に声をかけて、説明してからシャッターを押しました。だから、一枚撮るのに、膨大な時間がかかっています」
これまでの人生で日本国内のみならず、中国や世界各国で多くの人と交わってきました。二人のお子さんのパパでもある酒井さんは、国境を跨いだ子ども同士の交流、そして、アジアの近隣である中国と日本の関係にどのような期待を寄せているのでしょうか。
詳しくは番組をお聞きください。
三時間目 ライフマガジン:上半期中国の新聞紙面に踊った「流行語」
日本では、今年上半期の流行語大賞で、予備校の先生の【いつやるか? 今でしょ!】というのがダントツのトップだそうですが中国はどうなんですか?北京語言大学モニタリング・研究センターがこのほど「2013年上半期中国主要新聞流行語」を発表しました。
「総合」、「国内政治」、「国際政治」、「経済」、「科学技術」、「社会・生活」、「文化・スポーツ・エンタメ」の7分野のほか、「社会問題」が1テーマに分類されています。
流行語を探す材料としては、国内主要新聞18紙の2013年1月1日から6月30日までの全文をベースにしています。主要新聞18紙は、北京青年報、北京日報、光明日報、広州日報、人民日報、中国青年報など、国内の政府系、主要地方都市新聞、発行部数の比較的大きい夕刊紙を網羅している。(王穎穎)
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