政協会議と全人代が開かれていた3月前半の2週間は、北京では冬から春に季節が移り変わる時期でもあります。黄砂まじりの強風で明けた今週は、最高気温が10度以上に上昇しました。気づいたら街路樹のポプラの梢はすでに房状の蕾をつけはじめ、アレルギー体質の人は今年もそろそろ花粉症に悩まされる季節になります。
ところで、今週は住宅を売買しようとしている人にとっては、何かとそわそわする週明けになりました。2月末に国が発表した中古住宅売買の譲渡所得にかかる20%の個人所得税については、実施細則が各地方政府から全人代閉幕後にも発表されるという憶測があり、駆け込み買いの殺到でわずか半月で中古住宅の価格が10%も値上がりしたと不動産仲介業者は言っています。
一方、各地の実施細則の発表に先立ち、インターネットでは「細則」が相次いで公表され、一般市民の関心の高さを示しています。それに対して、北京市はこの月曜日にも、実施細則はまだ公式に発表していないと声明しました。
全人代が閉幕したばかりの今週の「経済直行便」では、不動産価格のほか、「3/15」消費者権益保護日の今年の動向、また、李克強首相が全人代後の記者会見で触れた中国経済の問題を取り上げます。
今週もどうぞ最後までお聞きください。
(王小燕)
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