中国では旧正月・春節の大型連休が15日に終わりました。でも、春節のお祝いは旧暦の15日(今年は2月24日)まで続きますので、まだなんとなくお祝いムードが続いていて、仕事にまだ本腰を入れて頑張れないなと思う人が多いかと思います。
そんな中国からお送りする今週の「経済直行便」は、「2013年、中国人の春節の過ごし方」にスポットを当てます。
安徽省合肥市滨湖新区を走る道路からの眺め
CCTVの「春節の夕べ」、「海外旅行」、「倹約キャンペーン」、「年越し費用、「中国的お別れ」という5つのキーワードで2013年の春節を振り返ります。今年の春節にはどのような新しい動向が現れたのか、どうぞお聞きください。
余談ですが、年に少なくとも一回は帰省する私は、今年の帰省の道中で大きな変化を感じました。それは、高層ビル群が雨後の竹の子のように高速道路や高速鉄道の沿道に「驚異的に」増えていることです。大都会の産物と思われる高層ビルが、今の中国ではだだっ広い郊外や荒野にコンピューターで植えつけられたように立っていて、非常に目に付きます。すでに完工したものもあれば工事中のものもあり、あるいは「保障性住宅」(中低所得者向け福祉住宅)と大きな看板を掲げたものや、クレーンがジャングルのように立つ整備中の大型住宅団地もあります。
高速鉄道列車の車窓から眺めた山東省滕州市郊外の高層ビル群
摩天楼は昔では、憧れの都会暮らしの代名詞でした。しかし、目の前に現れたこれらの高層住宅に住んで、本当に便利で快適な暮らしができるのか不安に思わざるを得ません。
とは言いながら、中国の変化のスピードも驚異的なものです。一年後の中国にどのような新しい風景が出現し、中国人の春節の過ごし方にまたどのような新しい動きがみられるのか、そういう期待を持ちつつ、今日の番組を送らせていただきます。 (王小燕)
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