中国では5年に一度の中国共産党大会が開催中です。胡錦涛総書記が8日に行った報告で、一般市民が最も関心を寄せたことの一つは、「中国版国民所得倍増計画」という発表です。中国共産党は2020年までに国民平均所得を2010年の倍にすると約束しました。党大会で国民所得の増加幅を数字目標で掲げたのは今回が初めてです。
この計画が打ち出された背景、その意義、そして実現に向けての道筋などについて、中国国内での議論について取り上げます。
また、党大会開催中の11月11日は中国では「独身デー」とされていますが、今年も熱烈な「独身デー」商戦が繰り広げられました。今年はとりわけ、オンラインショッピングで旋風が巻き起こったことで話題を呼びました。中国最大のオンラインショッピングサイトを運営するアリババ社によりますと、この日、アリババ社傘下のオンラインショッピングサイトのユニークアクセス数が2億1300万人に達しました。これは中国のネットユーザー総数の4割になりますが、1日の取引額も史上最高の191億元を記録したということです。
さて、番組後半の「中国ビジネス最前線」では、前々回に続いて、北京のお茶の町・馬連道での取材をお送りします。20年前、北京にお茶の行商に出てきて、いまや馬連道商店街で400平米の店まで構えるようになった福建省のお茶商人の話です。ブームになったプーアル茶投資から中国の茶産業の抱える課題、ブレンドティーに対する見方など、中国茶を取り巻く状況について幅広く話を聞きました。(王小燕)
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