汗が流れる暑い暑い夏。その到来とともに、中国では北京や上海など大都会を中心にじわじわと売れ行きが伸びているものがあります。ハンカチです。
ハンカチを使う人という意味の「帕客」の存在も台頭し続けていますが、気づいたら、いつの間にか、ハンカチは中国人の生活から姿が消えていました。取って代わったものは、大量に使われるティッシュです。
統計によりますと、1トンのティッシュを作るには17本の樹齢10年の木を伐採しなければなりません。中国では年間440万トンのティッシュを作っていますので、それはつまり7400万本の木を伐採するということです。
これを背景に、北京市では、今年の年頭に北京市赤十字会、教育委員会、青年団組織などが小中学生を対象にした一連の環境教育で「ハンカチを使おう」と呼びかけています。
また、「地球環境を守るために、ティッシュの代わりにハンカチを使おう」という若者たちの姿も増えつづけています。
そこで、今週の番組では「ハンカチ」特集を組み、北京のスーパーやデパートを取材しました。
番組の後半では、香港ストーリーの2回目、香港で仕事をしていた中国本土の若者・楊偉玲さんに話を聞いてみました。(王小燕)
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