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日本の東レ株式会社は、高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)およびその中・高級加工品の生産・販売を行う新会社を中国に設立します。
新会社の名称は「東麗高新聚化(南通)有限公司」(仮称)で、10月に江蘇省南通市の経済技術開発区に設立され、2008年2月に操業を開始する予定です。
新会社は年間生産能力1万8000トンのドイツ製最新不織布設備を導入し、スパンボンドとメルトブローを組み合わせた多層不織布を生産します。主に紙おむつや紙ナプキンなどの衛生材料のほか、手術用のガウン、覆い布などの医療用材料、工業用・農業用材料に利用されます。
アナリストによりますと、東レが中国に支社を設け生産、販売することを決めた主な理由は、現在中国でこれらの分野におけるPPスパンボンドなどの使用が急激に増加していますが、国内では生産不足により需要を満足させられないためということです。東レは韓国に設けた子会社の東レセハンでも同製品事業をすでに展開しています。(新華ネットより)
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