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故郷の味(後編)

2016-01-05 17:17:44     cri    

餅の味・幸せの味

 毎年、中国東南部の浙江省寧波では、最後の稲が成熟する時、人々が餅をつく季節を迎えます。この時期に寧波を訪れると、町でも村でもあちこちから餅の良い香りが漂います。特に、できたてほやほやの甘い餅菓子は子供たちの大好物です。旧正月を前に、地元の人々が一家総出で数十キロ、もしくは百キロの餅を作ります。一年間の苦労と汗で、ようやく美味しい餅を口にすることができます。この餅の良い香りは地元の農家にとって故郷の味であり、幸せの味でもありますね。

「豆腐天国」における郷愁の味わい

 中国江南地方の安徽省淮南は豆腐の発祥地として知られています。地元の人々にとって最も郷愁を感じる郷土料理はやはり豆腐ですね。故郷を離れた旅人は帰郷するたびに故郷の豆花という豆腐料理を食べるでしょう。その、赤ちゃんの肌のように白くてすべすべで柔らかい豆腐は美味しいタレと唐辛子をつけると、まさに美食。

 地元では、豆腐で作る郷土料理が大変豊富で、冷たい豆腐を酢や醤油で和えて味付けした前菜料理(涼拌豆腐)や、豆腐に砂糖と醤油を加えて煮込む「紅焼豆腐」、それに豆腐を油で揚げる「油炸豆腐」など様々な豆腐料理が非常に美味しく、一口食べたら箸がもう止まりません。地元の豆腐料理はなんと1000種もあり、まさに豆腐天国ですね。

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