「1報告2指数」を発表 世界のサプライチェーン発展環境は全体として好転

　第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会（CISCE）貿易促進シンクタンク交流イベントが26日、北京市内で開催されました。同イベントでは「1報告2指数」、すなわち2024版の「グローバルサプライチェーン促進報告」とグローバルサプライチェーン連結指数、グローバルサプライチェーン促進指数が正式発表されました。

　「グローバルサプライチェーン促進報告」はCISCEの中核的報告書です。2024版によると、世界の物流、通信、金融インフラ建設は効率と安全のバランスを考慮する方向に発展して一定の回復力を示し、グローバルサプライチェーンの効果的な接続を支えています。また、新たな多国間および二国間の経済貿易ルールは、新たな分野でのルール制定を模索し始めました。

　グローバルサプライチェーン連結指数は、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）金融番組センターと中国貿易促進委員会研究院が共同作成した指数で、世界初のグローバルサプライチェーンの連結の度合いを全面的示す総合指数です。研究によると、2014年には0.271だった同指数は上下動しつつも上昇傾向を示し、2023年には2014年の2.7倍の、過去最高水準である0.732に達しました。世界のサプライチェーンの接続レベルの上昇は主に、サプライチェーンの内部要素の接続度の大幅上昇によるものと見られています。（非、鈴木）