中国、2027年末に5Gの大規模な応用を完全実現へ

2024-11-26 16:05:23  CRI

 工業情報化部など12部門は25日、「5G大規模応用『揚帆(帆を上げる)』行動アップグレード方案」を発表しました。同方案では、2027年末までに「能力の普遍的適応、アプリケーションの普及、規模の拡大を通じて国民に利益をもたらす」という発展パターンを構築し、5Gの大規模応用を完全に実現することを提案しています。

 同方案は、2027年末までに個人ユーザーへの5G普及率が85%を超え、5Gネットワークへのアクセストラフィックが75%を超え、5Gの利用による新たな消費や体験を絶えず充実させていくなどの、5Gの規模拡大の効果を際立たせるよう求めています。工場、病院、観光地などの重点産業分野に向けては5Gアプリケーションのリーダーを養成します。5G IoT端末の接続数は1億を超え、大・中規模工業企業での5Gアプリケーション浸透率は45%に達するとのことです。

 中国情報協会常務理事、国研新経済研究院創設院長の朱克力氏は「『方案』の発表は、各方面のコンセンサスを結集して発展の相乗効果を生み出し、5G技術のより多くの分野、より深いレベルでの応用と融合を推進するのに役立つ」とした上で、「同時に、5G技術の成熟と商業化も加速させていく。5G技術の継続的な革新と最適化・アップグレードを推進することで、5Gネットワークの性能と安定性を向上させ、建設と運営コストを引き下げ、5Gの大規模な応用により堅固な基礎と保障を提供する」と指摘しました。(HJ、坂下)

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