北京
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最近、スターバックスは中国事業の株式譲渡や中国現地の協力パートナーを導入する可能性を含めて中国事業を展開する他のオプションを模索しているとうわさされています。
△北京前門通りにあるスタバ店舗
これについてスターバックスのグローバル広報担当者は、「弊社は中国事業、パートナー(従業員)および中国市場での長期的な発展に誠心誠意尽力している。(2024年度)第4四半期決算電話会議で述べたように、弊社は中国における業務運営や市場の競争環境をより深く理解するために時間をかけている。戦略的な協力パートナーシップ構築の模索を含め、最適な成長ルートを見いだすために努力している」と述べました。
今年9月に新たにスターバックスの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任したブライアン・ニコル氏は先月、アナリストに対し、同社の中国での運営状況をよりよく理解するために努力しているとし、中国の競争環境は「非常に激しいよう」で、マクロ環境も「厳しい」と指摘したということです。
ニコル氏は、「スターバックスは中国市場をどのように開拓すべきかを明らかにする必要があり、長期的にスターバックスを支援できる戦略的協力パートナーシップを引き続き模索する」と述べましたが、具体的な情報を開示しませんでした。
中国国内のコーヒー市場を見ると、一方ではラッキンコーヒーをはじめとする中国本土のカフェチェーンブランドが成長し、各地で店舗網を急拡大しています。「2024中国都市コーヒー発展報告」によると、2024年3月時点で、中国国内のカフェチェーン店は計5万2000店舗に達しています。
もう一方では、激しい価格競争によりコーヒーの販売価格が下がり続け、1杯9.9元(約200円)ひいてはもっと安価になっています。このほか、中国のカフェブランドはマーケティングや新製品発売の頻度においてもスターバックス中国に一定の圧力を与えています。
激化の一途をたどるコーヒー競争は、スターバックス中国の売上高にも反映されています。スターバックスは10月30日、2024年度第4四半期の業績および2024年度の業績を発表しました。報告によると、スターバックス中国の2024年財政年度の売上高は前年比1.4%減の29億5800万ドルにとどまっています。そして、第4四半期、スターバックスの中国市場での売上高は7億8400万ドルでした。(ZHL、野谷)
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