第2回良渚フォーラムが浙江省杭州市で開幕 国内外ゲスト300人が参加

　文化観光部、国家文物局、浙江省人民政府の共催による第2回良渚フォーラムが11月25日、浙江省杭州市で開幕しました。良渚とは、紀元前3500年ごろから紀元前2200年ごろにさかのぼる長江文明の一つ・良渚文化のことで、1936年に浙江省余杭県で発掘された良渚遺跡により判明したものです。

　今回の良渚フォーラムには60余りの国や地域から招待された考古学者、作家、音楽家など国内外のゲスト300人余りが参加しています。出席者は「文明の再現－世界視野における考古学と文明形態の多様性」「文学の創造力－世界文学の共鳴と人類社会の発展」「音楽精神の推移－国内外の音楽伝統の現代的な反響」などの議題をめぐり深く討論を展開します。

　フォーラムでは、文化遺産、文学、音楽などの重点分野に焦点を当て、文明の交流や相互参考の理論研究を深く掘り下げ、実践の道を検討し、協力の方向性を計画するとともに、各国文化界が手を携えてグローバル文明イニシアチブを実践する共通認識も結集されています。（ミン・イヒョウ、榊原）