北京
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プリザーブドフラワー
中国南部の雲南省では、生花の産業規模の優位性を活かし、プリザーブドフラワーの輸出量が年々増加しています。昆明税関傘下の滇中税関の担当者によると、今年1~10月に滇中税関が監督したプリザーブドフラワーの輸出は前年同期比1.25倍の2205ロットに上りました。
プリザーブドフラワーとは、生花を脱水、脱色、乾燥、着色などの複雑な工程を経て加工したもので、水やりや日光に当てる手入れが不要で、1年間にわたる観賞が可能です。輸出価格は一般的な生花の5~10倍に達し、1本あたりの販売価格は数百元(日本円で1万円前後)から高いものでは数千元(同10万円前後)にも及びます。
雲南省昆明市だけでも数百カ所の輸出向けプリザーブドフラワーの生産加工拠点があり、米国、オーストラリア、フランスなど50以上の国と地域に輸出しています。輸出企業は輸出先の風俗習慣や歴史文化を考慮しながら、さまざまなデザインを開発しており、海外消費者からますます高い評価を得ているとのことです。(雲、榊原)
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