COP29サミット 中国がグリーン・低炭素における新たな躍進の成果を展示

2024-11-23 16:09:28  CRI

 第29回国連気候変動会議が佳境を迎え、中国代表団が場外の展示エリアで開催した「中国コーナー」のシリーズイベントは、気候変動に積極的に対応する中国の政策行動をアピールする窓口となりました。天津、重慶、広東、深セン、北京から参加した中国の代表チームが現地時間21日、近年のグリーン低炭素発展における新たな躍進を世界にアピールしました。

第29回国連気候変動会議で設置された「中国コーナー」

 広東省深セン市連合代表チームが展示した、工場建屋を建設せず、煙を出さない仮想発電所は、多くの来場者の関心を引きました。この作品はエネルギーインターネット技術により、エンドユーザー間に散在する充電スタンドや、エネルギー貯蔵設備、太陽光発電パネルなどのリソースを集約し、送電網に持続的で安定したクリーン電力を提供します。建設コストが低いため、省エネ・排出削減の効果が極めて顕著です。

 北京代表チームはゴミ処理の面に重点を置いた新しいグリーンコミュニティーを展示しました。北京郊外に位置する順義区江山賦コミュニティーは台所から出る余剰ゴミと庭から出る廃棄物を利用して環境に優しい堆肥化を行い、台所の生ゴミのその場での処理と庭から出る廃棄物の自己消化を実現しました。同時にコミュニティー内の道路すべてに透水性レンガを敷き、余分な雨水を吸収して、異常気象時に災害が起こりにくくしています。

パキスタンのコンサルタント、アフタブ・アラム・カーン氏

 パキスタンのレジリエント フューチャーズ インターナショナルのアフタブ・アラム・カーンCEOは、「中国が再生可能エネルギー分野、特に太陽光発電技術で世界をリードしていることに驚いた。中国が引き続きパキスタンのような発展途上国とこれらの技術を共有し続けるものと信じている」と述べました。(まげつ、坂下)

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