北京
PM2.577
23/19
国際世論は中国の習近平国家主席が20日に行ったブラジル公式訪問中の活動に強い関心を寄せている。両国首脳は20日の会談で、中国とブラジル関係の将来の発展について戦略上の新たな共通認識に達した。中でも最も重要なことは、二国間関係の位置づけを「より公正な世界とより持続可能なこの星を共に構築する中国とブラジル運命共同体」に引き上げると同時に、「一帯一路」共同建設イニシアチブをブラジルの発展戦略と連結させると決めたことだ。
「運命を共に」「発展を共に」「責任を共に」「苦楽を共に」――。習主席は今後の中国とブラジルの関係の発展について4つの提案を提出した。それは戦略的相互信頼の深化、発展戦略の連結、世界平和と正義の維持、人類運命共同体の構築を網羅するものだ。ブラジルのルーラ大統領は、習主席の今回の訪問によってブラジルと中国の関係の新たな歴史の幕開けと評価した。
発展はあらゆる問題を解決する万能の鍵であり、広範な発展途上国が等しく心を寄せることだ。習主席の今回のブラジル訪問で、両国首脳は中国とブラジルの実務協力をどのように推進するかについて深く意見を交換した。双方は習主席の今回の訪問の重要な成果として、「一帯一路」共同建設イニシアチブを「成長加速計画」、「ブラジル新工業計画」、「エコモデルチェンジ計画」、「南米一体化路線計画」と結びつける協力計画を取り決めた。このことが両国協力の質の向上と高度化を力強く推進し、それぞれの現代化建設の加速を後押しし、さらには中国と中南米地域全体の協力レベルを引き上げることになる。
中国とブラジルは発展途上国のけん引者だ。両国関係はすでに二国間の枠組みを超えており、グローバルガバナンスの改善の積極的な推進作用を持っている。中国とブラジルは今回、国連、G20、BRICSなどの多国間メカニズムの枠組み内で引き続き緊密に協力し、飢餓と貧困、地域での衝突、気候変動、サイバーセキュリティなど従来型・非従来型の安全保障への試練に共同で対応することで一致した。
中国とブラジルの関係は国交樹立以来の50年を経て、歴史上の最高の時期にある。東西両半球のこの「黄金のパートナー」は新たな出発点に立ち、運命を共にし、互いに成果を収め、より素晴らしい手を携えて世界を築いていく。(CRI論説員)
KANKAN特集