習主席 ブラジルのルラ大統領と共同記者会見

　現地時間20日午前、習近平国家主席はブラジリアにある大統領官邸のアルボラーダ宮殿でブラジルのルラ大統領と会談した後、共同記者会見を開きました。

　習主席は、「ルラ大統領と心温まる友好的で実り豊かな会談を行った。両国関係の未来の発展方向について新たな戦略的コンセンサスを達成し、うち最も重要なことは、公正な世界と持続可能な地球を共に構築する両国運命共同体に引き上げることを決定したことだ」と伝えた上で、「『一帯一路』イニシアチブとブラジルの発展戦略を結び付けることも決定した。相互信頼の強化、国家主権、安全、発展利益など核心的な問題で互いにしっかりと支持し合い、両国独自の質の高い発展を促進すべきという点で一致した」と紹介しました。

　習主席はまた「東半球と西半球の大きな発展途上国として、両国は率先して『グローバル・サウス』諸国の共通利益を守り、より公正で合理的な国際秩序の発展を推進するという歴史的責任を率先して担わなければならない」と強調しました。

　ルラ大統領は習主席の訪問を熱烈に歓迎する意を示し、「ブラジルと中国は価値観と理念が類似しており、幅広い分野で共通した利益があり、深い堅固な友情で結ばれ、両国の協力は戦略的意義があり、世界への影響も大きい」と評価し、「中国はブラジルにとって重要な貿易と投資パートナーであり、中国企業によるブラジルへの進出はブラジルの経済と社会の発展を大いに促している」と示し、「双方は国際社会の発展や安全など重要問題における立場が高度に一致している。ブラジルのG20議長国就任を強力に支持した中国に感謝し、地域紛争を平和的に解決する中国側の姿勢にも賛同する。習主席の今回の訪問はブラジルと中国関係に新たな歴史の１章を開いた」と述べました。（非、榊原）