北京
PM2.577
23/19
主要20カ国・地域第19回首脳会議(G20サミット)出席などのためブラジルのリオデジャネイロに滞在中の習近平国家主席は現地時間19日、フランスのマクロン大統領と会談しました。
習主席はその際、「中国とフランスは独立した成熟的で責任感のある大国であり、中仏関係には独特な戦略的価値とグローバルな意義がある」と評価しました。また、「当面の国際情勢には新たな変化が発生し、国際社会の団結を導きながらグローバルな課題に対応していくことは、両国が共に背負う大国としての責任である」と強調し、双方が戦略的な意思疎通を強め、相互支持を強化し、中仏関係の穏健かつ積極的な発展ぶりを保ちながら、中欧関係の好調な発展ならびに世界の平和と安定のためにさらなる貢献をすることに期待を寄せました。
マクロン大統領は、フランスは戦略的自主を堅持しており、相互尊重の精神にのっとって中国側との対話と協力を展開し、経済貿易のトラブルを適切に取り扱い、双方の経済貿易関係の健全かつ安定した発展を守っていくとの考えを示し、気候変動への対応や人工知能(AI)グローバルガバナンスなどの分野における協力強化を強調しました。
双方はまた、ウクライナ危機について意見を交わし、習主席は「中国側のウクライナ危機問題における立場は一貫したもので、衝突の沈静化を望み、引き続き自国なりのやり方で停戦のために建設的な役割を果たしていく」と表明しました。(Lin、野谷)
KANKAN特集