北京
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23/19
19日の国家発展改革委員会(国家発改委)の11月の定例記者会見で、今年の農業生産状況は良好で、穀物生産量が初めて1兆4000億斤(7億トン)を突破する見通しであると発表されました。同時に、10月はインフラ投資、製造業投資、社会消費品小売総額の伸び率がいずれも拡大し、人民元建ての輸出は前年同月比11.2%増加し、前月比でも9.6ポイント上昇したことが明らかにされました。
報告によると、今年の農業生産状況は全般的に良好であり、穀物生産量は1兆4000億斤(7億トン)を突破する見込みです。また、10月の一定規模以上(年間売上高2000万元以上)の工業企業の付加価値は前年同月比5.4%増となり、前月より0.2ポイント上昇しました。さらに、サービス業生産指数は前年同月比6.3%増で、前月比1.2ポイントの上昇となりました。これはサービス業生産指数としては今年に入ってから最も高い伸び率です。
需要面で見ると、「二重」(国家の重大戦略推進と重要分野における安全保障能力構築)と「二新」(大規模な設備更新と消費財の買い替え促進)政策が引き続き効果を発揮して消費の潜在力を引き出し、投資の成長をけん引しています。10月はインフラ投資、製造業投資、社会消費品小売総額の伸び率がいずれも加速し、特に、人民元建ての輸出は前年同月比11.2%増となり、前月比9.6%ポイントの上昇となりました。
これらのデータは、中国の経済回復が進んでいることを示しており、供給面と需要面双方の改善が、経済の成長を支えていることは明らかです。(オウギ、坂下)
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