北京
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主要20カ国・地域第19回首脳会議(G20サミット)出席などのためブラジルのリオデジャネイロに滞在中の習近平国家主席は現地時間19日、アルゼンチンのミレイ大統領と会談しました。
習主席はその際、「今年は中国とアルゼンチンの全面的な戦略パートナーシップ確立10周年に当たる。両国の経済貿易構造には高度の相互補完性があり、協力の見通しは明るいものだ」と述べたうえで、アルゼンチン側が中国のハイレベルな対外開放による重要なチャンスをつかみながら中国市場でのシェアを拡大することを歓迎し、アルゼンチン側と共に引き続き質の高い「一帯一路」の共同建設を推し進め、エネルギー・鉱業、インフラ、農業、科学技術のイノベーション、デジタル経済などの分野における協力を深化させ、金融協力を展開してアルゼンチンの経済金融の安定維持に協力していくとの考えを示しました。
ミレイ大統領は、中国側がアルゼンチン国内の経済金融情勢の安定化に提供した貴重な支援に感謝の意を表し、中国の頼りになる安定的な協力パートナーになりたいと伝えました。さらに、台湾問題における中国の立場を断固支持し、一つの中国の原則を断固守ると強調しました。また、より多くの中国企業がアルゼンチンへ投資し協力を展開することに歓迎の意を表し、中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラムの開催に取り組み、ラテンアメリカ・カリブ諸国と中国の関係発展に積極的な役割を果たすとの意向を示しました。(Lin、野谷)
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