北京
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主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)出席などのためブラジルのリオデジャネイロに滞在中の習近平国家主席は現地時間19日、ドイツのショルツ首相と会談しました。
習主席は「中国とドイツは世界2位、3位の経済体、重要な影響力を持つ大国として、長期的かつ戦略的な角度から両国の全方位的な戦略的パートナーシップを固める必要がある」と述べました。また、「中独の経済利益は高度に相互融合しており、両国の協力は共に発展を促し未来を切り開くチャンスだ」と強調した上で、双方がデジタル化、インテリジェント化、低炭素化を巡り、協力の質の向上やグレードアップを推進し、手を携えて第三者市場の開拓に取り組み、協力とウィンウィンを実現していくことに期待を寄せました。
欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に追加関税を課す決定をしたことは世界の注目を集めています。これについて習主席は「中国は終始、対話と協議を通じて意見の食い違いを解決することを堅持し、ドイツ側が引き続き重要な役割を果たすことを望んでいる」と述べました。
ショルツ首相は「現在の複雑な国際情勢下で、ドイツと中国の意思疎通や協力は非常に重要であり、中国との全方位的な戦略的パートナーシップをさらに発展させることを望んでいる」との考えを示しました。また、「平等、率直、相互尊重の精神にのっとって2国間や多国間の対話と協力を強化し、EUと中国が対話と協議によってEV問題を早急に解決することを望んでいる」と表明した上で、ドイツはそのために積極的に努力すると明らかにしました。(Lin、藤井)
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