北京
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石油と天然ガスパイプラインの管理運営を手掛ける国家石油天然気管網集団は18日、中国の重要なエネルギー輸送パイプラインである中ロ天然ガスパイプラインの東区間が完工し、操業に向けての最後の準備段階に入ったと発表しました。
この工事は多くの新技術を採用してグリーンエネルギーの大規模輸送を実現しました。このパイプラインは1億3000万世帯の家庭のガス需要を満たすことができます。現在のところ、輸送量が世界最大な長距離天然ガス輸送パイプラインです。
中ロ天然ガスパイプライン東区間は全長が8000キロ余りです。中国国内部分は5111キロで、北は黒竜江省の黒河から吉林省、内蒙古自治区、遼寧省、河北省、天津市、山東省、江蘇省、上海市など9つの省(直轄市、自治区)に通じており、口径が最大で、最も高圧の長距離天然ガス輸送パイプラインです。
同パイプラインの黒竜江省黒河市から江蘇省の泰興市までの区間は相次いで操業を開始しており、今年末までに全線で操業を開始する予定で、沿線地域に年間380億立方メートルのクリーンで良質な天然ガスを安定供給することができます。年間の二酸化炭素排出削減量は1億6400万トンで、二酸化硫黄では182万トンです。このパイプラインは現在までに、天然ガス780億立方メートル以上を安全かつ安定して輸送しました。
中ロ天然ガスパイプライン東区間は「良質なグリーンプロジェクト」を目標とする中国初のスマートパイプラインのモデルプロジェクトとして、全線で初めて全自動溶接、全自動超音波検査を採用しました。さらに全ライフサイクルのデータ集積や建設期から運営期までのデジタル化、ネットワーク化、スマート管理を実現し、中国の石油ガスパイプライン建設のデジタル化やインテリジェント化を推進する上で多くの新記録を打ち立てました。 (Mou、鈴木)
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