北京
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上海の外灘(ワイタン)
上海市衛生健康委員会の統計で、上海に住んでいる35歳以上の住民の糖尿病罹患(りかん)率は21.6%で、成人の5人に1人が糖尿病患者であることが分りました。しかし、糖尿病患者の罹患認知率は57.4%にとどまっており、糖尿病患者の4割以上は自分が糖尿病にかかっていることを知らず、糖尿病予防の状況は非常に深刻だとのことです。
上海市では2024年、糖尿病にかかる可能性が高いハイリスク群として登録された住民が累計222万人に達し、糖尿病スクリーニングサービスを受けた住民が98万人、コミュニティーで管理している糖尿病患者が87万人、糖尿病前期の患者が2万5000人で、標準化された管理率は90%を超えました。
上海市では近年、徐々に全市をカバーする糖尿病予防・診療サービスシステムを確立し、整備してきました。例えば、コミュニティーの健康サービスセンターでは、登録書類の作成、リスク評価、標準化診療と転院、追跡調査管理、合併症スクリーニング、包括的介入と健康教育など、糖尿病に関する全面的な健康管理サービスを提供するとともに糖尿病リスク評価とスクリーニングのカバー範囲を継続的に拡大し、糖尿病前期の人々を健康管理に組み入れて、糖尿病の早期予防、早期発見、早期診断と早期治療を促してきました。
上海市衛生健康委員会は全市民に対して、健康的な生活様式を確立し、合理的な食事、体重管理、適度な運動、減塩、禁煙・減酒、バランスのとれた心理状態を保つなどの、糖尿病の予防を積極的に呼びかけてきました。また、コミュニティー健康サービスセンターでの糖尿病リスク評価やスクリーニング検査に積極的に参加し、早期発見、早期診断、早期治療を行うよう提案してきました。(藍、坂下)
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