北京
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2025年の旧正月・春節までまだ2カ月余りありますが、中国東部浙江省の義烏市では、巳(み)年の春節用品がすでに棚に並べられ、熱い春節ムード一色となっています。
義烏市商業貿易城の春節用品エリア
浙江省義烏市国際商業貿易城に入ると、春節用品エリアには、春節を祝うためのさまざまな品がずらりと並べられ、伝統的な巳年の「福」の字や春聯(赤い紙にめでたい文句が書かれ門の両側に飾るもの)など新年を迎える飾り物が特に華やかです。
年画と呼ばれる新年を飾る絵画の店に入ると、店内には巳年の要素を含む年画が1000種類以上も並んでいました。店員はオンラインやオフラインによる注文の受付や製造の手配で忙しく働いていました。
春節用品のシーズンは通常10月末から年末まで続きますが、2025年の春節が例年より早めであるため、工場は注文が予定通り納品できるよう急ピッチで作業を進めています。
国際商業貿易城のある年画店の呉常青店長は、「ここ数日、オンラインやオフラインによる顧客からの春節用品の注文が殺到し、来年1月まで満杯だ。注文数は3000万点以上で、去年に比べて10%増加した」と述べました。
伝統的な「福」の字や春聯、卓上カレンダーなどのほか、多くの店では巳年のオリジナルイルミネーションや置物などのアイテムも販売しています。
同貿易城の年画・カレンダー・春聯経営エリアは、目下国内最大の春節用品流通センターであり、世界の80%以上の年画や春聯を販売しています。今年の干支(えと)関連用品の注文量は現時点で、昨年より10~20%増加しているとのことです。(閣、榊原)
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