中日首脳会談 ペルーのリマで開催

2024-11-16 07:56:16  CRI

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に出席のためペルーのリマを訪問中の習近平国家主席は現地時間15日、日本の石破茂首相と会談を行いました。

 習主席は石破氏の再選に祝意を表し、日本側と意思疎通と協力を強め、中日関係が正しい軌道に沿って長期的かつ安定して進むよう共に推進していきたいと表明しました。

 習主席はまた、「国際情勢と地域情勢が混迷を深める中、中日関係は改善と発展の肝心な時期にある。中日は近隣国であり、アジアと世界の重要国であり、両国関係は二国間を超える重要な意義を持っている。中国は日本側とともに、中日間の四つの政治文書で確立された原則と方向性に基づき、互いに協力パートナーであり、互いに脅威とならないという重要な共通認識を守り、中日の戦略的互恵関係を全面的に推進するよう共に努力し、新時代の要求に合致した建設的で安定した中日関係の構築に力を入れたい」と述べました。

 さらに、「中国の発展は世界にとってのチャンスである。日本など周辺の近隣国にとってはなおさらのことだ」と強調した上で、日本側が中国とともに、正しい相互認識を確立し、戦略的な高みと全局的な視野から両国関係の正しい方向性をしっかりと把握し、双方が達成した重要な政治面での共通認識を具体的な政策と実際の行動に移し、歴史を直視し、未来に目を向け、歴史や台湾などの重要な原則的問題に適切に対処し、意見の食い違いを建設的に管理し、両国関係の政治的基盤をしっかりと守るべきだと指摘しました。

 石破首相は、「台湾問題において1972年の日中共同声明を守る日本側の立場は少しも変わっていない」と述べた上で、日本は日中間の四つの政治文書の諸原則と共通認識を堅持し、平和発展の道を歩み続け、歴史を直視し、未来に向けた精神に基づいて、中国側と各レベルの率直な対話を展開し、相互理解と相互信頼を増進していきたいとの考えを示しました。さらに、日中の経済協力には大きな潜在力があり、日本は中国側とのデカップリングを意図してはおらず、今後も双方が人的・文化的交流を強化し、貿易、グリーン成長、医療保健など各分野における協力を推進し、両国民により多くの利益をもたらすことを期待していると示しました。(ZHL、鳴海)

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