北京
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第2回世界超深海帯生物地質環境国際会議の現場
第2回世界超深海帯生物地質環境国際会議が14日、中国南部の海南省三亜市で開催され、中国の科学者が世界8大海溝の海淵(海溝で最も深い場所)の有人深海科学研究を完了し、世界の有人深海潜水作業と科学研究の新記録を多数樹立し、海淵深海地質学、生命科学、環境科学の分野で一連の独創的な重大発見と科学研究成果を達成したことが発表されました。
中国科学院深海科学工程研究院は2022年、「世界海淵潜水探査計画」を率先して立ち上げて実施し、「奮闘者」号を中核とし、グローバルに開かれた深海研究プラットフォームで、多国間共同による体系的で包括的な深海潜水探査を展開しています。現在、マリアナ、ヤップ、ケルマデック、ディアマンティナ、ワレビ・ジェエンス、ジャワ、千葉-カムチャッカ、アリューシャンなど世界の主要な海溝の海淵8カ所への有人深海潜水科学調査が完了しています。
「世界海淵潜水探査計画」は海淵の生命起源、地質進化、環境汚染などの重大な科学問題を重点的に解決しており、計画開始以来、中国-ニュージーランドチームなど多くの国内外の共同有人深海潜水科学調査航海を完了しています。
超深海帯とは、水深6000メートル以上の深海を指します。世界には全部で37の海淵があり、高圧、低温、暗黒、地殻変動、地震の頻発、特異な生物などの特徴があり、地球科学、特に海洋科学の最新フロンティア領域であり、大きなブレークスルーの可能性を秘めています。(HJ、榊原)
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