北京
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珠海航空ショーで展示されているC929の模型
中国航空最大手の中国国際航空(国航)は12日、第15回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)で、中国国有航空機メーカーの中国商用飛機(COMAC)とワイドボディー機C929初の顧客フレームワーク契約を締結し、C929の世界初の顧客となる意向を示しました。
C929は、COMACが独自に開発した中国初のジェット式ワイドボディー機で、座席数は280席、航続距離は1万2000キロです。現在は初期の設計段階にあります。
C929の位置付けはグローバルな国際間・地域間の航空旅客市場の需要を満たすことで、多くの重要なパラメーターがC919の約2倍です。昨年に商業飛行を開始したC919の位置付けは幹線用旅客機で、座席数は158〜192席、航続距離は4075~5555キロです。C929は高密度な座席配置を計画していて、収容可能な乗客数は最大440人です。
国航は今年8月、1機目のC919を受け取り、9月10日に商業飛行を成功させ、北京-上海、北京-杭州の2路線で運用しています。国航はこれまでにCOMACからC919 2機と国産リージョナル機C909 31機を導入しています。(雲、柳川)
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