北京
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「お母さん食堂」で昼食を楽しむ生徒ら
中国東部の山東省威海市にある羊亭学校は先ごろ、「お母さん食堂」の運営を始め、生徒の人気を集めています。「お母さん食堂」のランチは「お母さんやお父さん」の味がすると生徒らから好評です。同食堂には従業員28人が勤めており、うち20人は保護者だということです。
新学年が始まる9月、学校は全校の保護者たちに向けて、料理が得意な保護者を食堂の従業員に雇用する募集をかけました。採用職種はシェフ、雑役、麺類担当などです。面接とテストを経て、多くの生徒の保護者が就職し、食堂の従業員になりました。食堂には現在28人の従業員が働いており、うち20人は保護者で、生徒の母親だけでなく父親もいて、これら父母の子どもはすでに卒業したか、在学中です。
「お母さん食堂」に就職した保護者らは、子どもらの好みをよく知っている上、学校給食委員会のメンバーも兼任し、食材チェックや配膳、製造などの過程を監督しています。これらの「特別な」食堂従業員がいるため、学校の給食はおいしくなるだけでなく、生徒らにサプライズをもたらしています。
「お母さん食堂」は、レンコン肉団子、ラーメン、ハンバーガーなど、子どもの好みに合わせて栄養満点の特別メニューも提供しています。特別メニューは一般家庭で作りづらいですが、子どもらに人気があります。「お母さん食堂」の保護者らは、生徒のニーズを事前に調査し、何度も調整した後、毎週1種類の特別メニューの提供を決めました。現在、「お母さん食堂」の特別メニューは生徒らの大好物になっています。(藍、榊原)
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