北京
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23/19
イタリアのマッタレッラ大統領は中国を公式訪問中の10日、北京で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独インタビューを受けました。マッタレッラ大統領はイタリアと中国の友情を高く評価し、両国が全面的な戦略パートナーシップを構築するプロセスにおいて、マルコ・ポーロ(13世紀にヨーロッパへ中央アジアや中国を紹介した『東方見聞録』を口述したイタリアの冒険家)の精神を生かしながら共同発展を図っていくことに期待を寄せました。
今年は中国とイタリアの全面的な戦略パートナーシップ確立20周年に当たり、マルコ・ポーロ逝去700周年でもあります。この節目の年に、習近平国家主席と会談して両国発展の未来像を描く感想について、マッタレッラ大統領は「一連のイベントを通じてマルコ・ポーロの精神を生かし、相互理解と尊重を踏まえて共同発展を図っていく。この精神は両国の全面的な戦略パートナーシップ構築20年の発展プロセスに貫かれており、両国関係はハイレベルの発展を見せている」と述べたうえで、「数カ月前、イタリアのメローニ首相が中国を訪れ、わずか数カ月後に私は中国を公式訪問した。首相と大統領が短い間に同じ国を訪問することは慣例ではなく、両国関係の重要性を十分に具現化している。イタリアと中国の関係は相互理解と信頼の上に築かれており、これは両国関係の最も鮮明な特徴だ」と述べました。(Lin、野谷)
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