北京
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中国東部の江蘇省南京市に住む周さんはこのほど、105日間をかけて自転車で、土石流や土砂崩れ、高山病など様々な困難を乗り越えて、ラサまでの4400キロを走破しました。周さんが一人で四川・チベット道路などを自転車で走ることを決めたのは、元妻との約束によるものだそうです。
△ラサで夫婦としてやり直すことを決めた周さん夫妻
周さんと元妻は2022年、けんかなどで離婚しました。しかし周さんは後悔し、元妻と子供のことをいつも気にかけ、元妻との関係を元に戻すチャンスを待っていました。今年7月、元妻がラサまでドライブ旅行すると計画していることを知り、不安に思った周さんは自分も同行すると言いました。しかし元妻は、「本気でよりを戻そうとするなら、自転車で追いかけなさい。ラサまで行けたら、復縁しましょう」と言いました。
これを聞いて、周さんはあれこれ考えずにうなずき、7月28日に一人で出発しました。周さんは、「男としてビビったりしません。彼女に自分の決意と勇気を示さねばなりませんから」と説明しました。
ラサまで追いついてきた周さんを見て、元妻の李さんも大いに感激しました。李さんは「彼は今回、約束を果たしました。有言実行は男らしい。私も彼ともう一度やり直したい。今後の結婚生活では、互いに相手をもっと大切にしていけると信じます」と感じたとのことです。
周さんは、「この自転車の長旅では自分の体力を試すと同時に、様々なことを悟りました。極端な天候や険しい道路、高山病、発熱など、様々な困難に遭遇しましたが、一つ一つ克服しました。(以前の)結婚生活では普段、些細なことで揉めたりしていましたが、どうしてちゃんと向き合えなかったのか、いろいろ考えさせられました。この旅のおかげで、結婚に対する信念を固めることができました。相手にはもっと寛容な心を持って、互いに理解し合うことが大事だと思います」と語りました。(ZHL、鈴木)
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