北京
PM2.577
23/19
中国石油化工グループ(中国石化)によると、中国初の商業開発大型シェールガス田である涪陵シェールガス田のシェールガス累計生産量が700億立方メートルを突破したことが分かりました。
シェールガスは通常の天然ガスに比べ、浸透率が低く、採掘の難易度は高く、生産量の逓減も速いのが特徴です。技術者はシェールガス地質総合評価技術、開発設計とガス採掘技術の最適化、グリーン開発などの技術体系を画期的に組み合わせることで、単一ガス井の生産量と開発効率を効果的に高めました。
涪陵シェールガス公司技術センター地質所の黄午陽主任は、「中国初のシェールガス立体開発調整技術システムは、地下のガス井網を『1階建て』から『3階建て』に変えることに相当し、そうすることでガス田の採掘効率と利用率を効果的に高めた」と紹介しました。
涪陵シェールガス田は継続的にグリーン開発を進めています。「井戸工場」方式の施工により土地の収用面積を大幅に減らし、「減量化−再循環−再利用」というクリーン生産方式を全面的に推進し、エネルギー消費量を平均60%削減し、廃水の回収利用率は100%に達しています。
ここ数年の石油・ガス探査開発の主要技術の絶え間ない革新に伴い、炭層メタンガスやシェールガスなどの大規模な効果的開発が相次いで可能となり、非在来型の石油・ガスが中国の石油・ガス探査と持続可能な貯蔵・増産の後継分野となりつつあります。(任春生、坂下)
KANKAN特集