北京
PM2.577
23/19
中国海警局は10日、黄岩島問題に関する声明を発表しました。
声明では、黄岩島が中国固有の領土であり、中国は長きにわたり、黄岩島の主権と管轄権を継続的、平和的、かつ効果的に行使してきたと示したうえで、フィリピンがこれまで頻繁に軍や海上警察の艦船、公務船、航空機を出動して黄岩島付近の海空域に侵入してトラブルや挑発を引き起こし、中国の領土主権と海洋権益を甚だしく侵害していること、フィリピン側が漁船に黄岩島の潟湖で違法操業を行うよう仕向けていることを指摘し、また、一部のフィリピン漁船が魚に毒をまいたり、絶滅の危機に瀕している水生野生動物を捕獲したりするなどの違法行為に従事し、関連海域の脆弱な生態系を破壊した疑いがあることも確認されたとしています。
これらを踏まえ、声明は、「中国海警局は中国の海警法、漁業法、海洋環境保護法などの法律・法規に基づき、また国連海洋法条約などの国際法の規定を参照し、黄岩島における領海及び関連海域での法執行巡視を引き続き強化し、関連海域の良い秩序や、生態環境と生物資源、そして領土主権と海洋権益を断固として守る」と強調しました。(鵬、MI)
KANKAN特集