北京
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ロシアのプーチン大統領は7日、ロシアのシンクタンクであるバルダイ国際討論クラブ第21回年次総会に出席した際に、ロ中関係などについてのロシアとしての態度を表明しました。
プーチン大統領はロシアと中国の関係について、「相互信頼に基づいて、ロシアと中国の関係はかつてないほど高い水準にある」と述べた上で、「ロシアと中国の相互信頼は過去最高水準だ。ロシアと中国はエネルギー、ハイテクなど各分野で協力し合うことができる」と表明しました。
プーチン大統領は、「中国が提起した『一帯一路』共同建設イニシアチブは互いの利益に合致する『共通の道』だ。中央アジアは若い国家が集まっている地域であり、中央アジア諸国の安定した政治と経済の状況はロシアの利益に合致する。ロシアと中国は中央アジア地域での競争がなく、むしろ協力関係にある」と語りました。
プーチン大統領はさらに、「ロ中の各分野の協力はいずれも第三国を対象にしておらず、アジアひいては世界の情勢を安定させることができるものだ」と強調した上で、「ロ中合同軍事演習も自国の安全を確保するためのものであり、東アジア諸国を脅かすものではない。アジア太平洋地域の情勢の日増しに緊張していることは、NATOが介入したり、米国と日本が軍事演習を常態化しているなどの西側の挑発に由来している」と述べました。(HJ、鈴木)
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