北京
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2024年は黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖・隠元禅師が福建省から日本に渡航して370周年に当たります。5日、隠元禅師東渡370周年を記念する一連のイベントが福建省福州で始まりました。その中には、「海を越えた黄檗 響きあう文明」と題した中日黄檗文化交流成果展も含まれています。今回の展示は先進文化、科学技術、禅と文明、交流・相互参照の四つの部分から成ります。
中日黄檗文化交流成果展の会場
隠元禅師東渡370周年を記念するために、長崎県と福建省の関連部門は隠元禅師の貢献を記念し、黄檗文化の影響力を示すとともに、長崎県と福建省の友好交流をさらに推進することを目的に、今年、中日両国で一連のイベントを開催してきました。
5日に福州で開幕した記念行事に先立ち、今年3月、日本黄檗宗第15回友好訪中団の一行20人が、隠元禅師の日本渡航の出発地である福建省黄檗山万福寺の祖庭を訪れました。一行は塔を拝み、開祖を礼拝し、香をたき経を唱え、隠元禅師の日本渡航による仏法の広めと宗派の開創という功徳をしのび、両国民間の交流を深め、中日平和友好事業のために祈りを捧げました。また、8月には隠元禅師の東渡370周年を記念する黄檗文化交流会も長崎で開催されました。
1654年、日本仏教界の招聘に応じて、還暦を迎えた隠元禅師(1592-1673)は弟子を率いて、日本に渡航して仏法を広め、京都の宇治に寺院を創建し、「黄檗山萬福寺」と命名し、日本の禅宗である黄檗宗を開きました。隠元禅師は中日仏教文化交流の重要な使者として、両国の文化交流と発展を促進するうえで深遠な影響を及ぼしました。(Yan、野谷)
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