広州交易会 高齢者向け浴室用品が海外からのバイヤーに人気

2024-11-05 15:44:53  CRI

 第136回中国輸出入商品交易会(広州交易会)は10月15日から11月4日まで中国南部の広東省広州市で3期に分けて開催されました。4日に閉幕した広州交易会第3期健康レジャージャンルの医薬保健品・医療機器展示エリアでは、出展者らが多様性のある展示品を持ち込み、多くの海外バイヤーから注文を受けました。

 浙江省瑞安市のバリアフリー施設会社のブースでは、バイヤーがバリアフリーの入浴補助器具を体験し、うち音声アラーム機能付き携帯型吸盤手すりが注目され、多くの問い合わせを受けました。

 営業マネージャーの李春さんは、「吸盤手すりは取り付ける必要がなく、軽く押すだけで壁にしっかりと吸着することができる。青いランプがあり、時間が経ち圧力が足りなくなると赤くなりアラームを鳴らすので、その時再度壁に吸着し直せば、けがを避けられる」と説明しました。

 この企業は6年連続で広州交易会に参加しており、交易会というプラットフォームを利用して、同社の製品は世界の複数の国で販売されており、海外での売上高は毎年10~20%の割合で増加しているとのことです。

 また、広州市の衛生器具会社のスタッフは、日常生活の中で高齢者に利便性を提供できる最新設計の電動昇降洗面器をバイヤーらに紹介していました。同社の徐志良総経理は、「車いすに乗り浴室に入る時は座ったまま手や顔を洗うことができ、リモコンを軽く押すと洗面台を昇降させることができる」と紹介しました。

電動昇降洗面器を体験するバイヤー

 革新的な高齢者向けの浴室製品は欧米や中東などのバイヤーの間で人気があり、わずか3日間で50万ドル(約7600万円)以上の注文を受けたとのことです。

 今回の広州交易会第3期健康レジャージャンルの展示面積は11万6000平方メートルで、出展者は3319社に達しました。(藍、榊原)

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