北京
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3日に開催された2024年世界IoT(モノのインターネット)大会(WIOTC)では、世界初の「世界万物智聯(すべてをIoTと人工知能で結びつける)デジタル経済白書」が発表されました。同白書によると、今年の中国のIoT接続数は年内に30億を突破する見込みとのことです。
2024年7月末時点で中国全国のモバイル通信基地局は1193万カ所に達し、さまざまな業界の応用ニーズ向けに特化されたアクセス能力が形成されました。2024年8月末時点でのIoTエンドユーザー数は25億6500万に達しました。
世界IoT大会執行委員会の何緒明主席は「中国はIoTインフラ建設とデジタル経済の革新発展の分野で世界の先頭を歩んでいる。年内に新たに設置されるIoTを支える5G基地局は430万カ所を超え、IoT接続数は30億を突破する見込みだ」と述べました。
中国のデジタル経済による年間生産額は70兆元(約1500兆円)を超え、成長率は20%以上に達しています。人工知能(AI)とIoTを組み合わせた高級デジタル経済の能力を備えた企業は100万社近くに達する見込みです。
工業情報化部と国家標準化管理委員会がこのほど発表した『IoT標準体系構築ガイドライン(2024版)』では、2025年末までにIoT分野の新たな国家基準と業界基準を30項目以上制定し、国際基準については10項目以上の制定に参加し、IoT産業の質の高い発展をけん引する標準体系の形成を加速させる方針が打ち出されています。(ヒガシ、鈴木)
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