北京
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中国では最近になり、中国国家博物館(以下、国博)が所蔵する文化財の「明孝端皇后九龍九鳳冠」に基づいてデザインされたオリジナル商品の「鳳冠マグネット」が爆発的な人気を博しています。発売から3カ月半の間に、2種類の「鳳冠マグネット」が計14万5000個売れ、過去20年間の国博の創作オリジナル商品の販売実績として一躍第1位になりました。
国博で、この斬新で美しいデザインの「木質鳳冠マグネット」が発売されたのは7月で、第1陣の製品3000点は1日半で売り切れました。国博が9月末に「金属鳳冠マグネット」を発売すると再び来館者の人気が集中して、販売開始2時間で2300点が販売されました。中国観光研究院の戴斌院長は「近年になり、博物館のオリジナル商品が爆発的な人気を集める現象がしばしば発生している。このような商品はすでに実用価値を超えており、旅の足跡を記録し、文化の思い出を託すシンボルだ」と説明しました。
また、文化を反映したオリジナル商品のヒットが続いていることで、文化財と見学者の距離がさらに縮まり、ますます多くの見学者が博物館に足を運んで本物の文化財の風采を鑑賞するようになりました。例えば、「歴史的中国」を常設展示する明清展示室にある明孝端皇后九龍九鳳冠は現在のところ、国博で唯一の見学のために行列に並ぶことが必要な展示品です。今年の夏休みのシーズンには、行列の長さが最大で100メートルに達しました。10月の国慶節連休後も、国博は見学の予約人数が依然として多い状態です。10月8日から10月28日までの国博の見学者数は、前年同期比10%増の34万9000人に達しました。(非、鈴木)
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