北京
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23/19
中国東方航空は、導入した1機目の国産大型旅客機のC919のエンジンを換装しました。試験の結果、各種の数値は正常であり、世界で初めてのC919のエンジン換装が成功したことが確認されました。作業の成功は、国産大型旅客機の維持補修においての空白が埋められたことも意味します。
飛行機の維持補修の中でも、エンジンの換装は難度が高い複雑な作業の一つです。今回のエンジン換装の目的は、C919のエンジン換装手順の実行可能性を検証すると同時に、機体番号がB-919Aである同機についてのエンジンの段階的管理を実現することで安全性を高めることでした。
飛行中のC919
飛行機のエンジン換装は主に「解体」「取り付け」「測定」の3段階に分けられます。中国東方航空の関連会社である中国東方航空技術(東航技術)は事前にエンジンマウントなどの取り付け用部材を機庫まで運び、注意事項を表示するカードを目立つ場所に貼り付けました。また、スタッフは数回にわたって事前演習を行いました。
東航技術は今年になって、世界で初めてC919のエンジン換装の能力を確立しました。同社は今後、C919を製造する中国商用飛機(COMAC)と連携し、エンジン換装の手順を改善して作業効率を高め、C919の競争力を向上させていくとのことです。(殷、鈴木)
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