北京
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自然資源部が組織した中国第41次南極観測隊が11月1日、南極に向かって出発しました。
今回の観測では以下三つが活動の重点となります。一つ目は、南極秦嶺基地の関連施設や設備の整備です。秦嶺基地の主体建築構造の設置と内装が完成し、同基地初の越冬観測任務が展開されます。二つ目は、気候変動が南極の生態系に与える影響とフィードバックに対する調査を実施し、世界の気候変動における南極の役割を深く研究します。三つ目は、科学研究とロジスティクスサポート分野の国際協力を幅広く展開することです。
今回の観測期間は約7カ月で、2025年5月に帰国する予定です。観測隊は、国内80余りの機関の500人以上で構成されています。今回の観測は、前回に引き続き3隻の船が支援し、「雪龍号」「雪龍2号」は広州から出港し、主に科学的観測、人員輸送、補給任務を担います。貨物船「永盛号」は江蘇省張家港から出港し、主に秦嶺基地関連施設の建設資材の輸送任務を担当します。(Mou、榊原)
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