中国 寒気到来で鍋料理やダウンジャケット、綿布団の売り上げが急増

2024-11-01 14:27:57  CRI

 中国では最近、鍋料理をはじめとする体を温める料理の人気が急上昇しています。10月以降、体を温める料理のデリバリー発注数が増え続け、前年同期比130%増になったとする統計もあります。飲食以外でも、厚手の下着や綿布団などの保温用品の販売でも小さなピークが出現し、一部製品は売り切れ状態になりました。寒波の到来に伴い、保温用品や飲食業で、「体を温めるための購入」が急増しています。

熱気が立ち上る鍋料理

 北京にある鍋料理チェーン店の店長は、「土日の売上高は昨年の同時期より25%前後増えている」と説明しました。10月以降は、「熱々料理」のデリバリーの受注数が絶えず増えているとのことです。デリバリー用アプリでは土鍋料理の検索数が前年同期比294.2%増で、体に栄養を補給する煮込み料理では同99.4%増になりました。鍋料理の発注数は前年同期よりも130%以上増えています。

 寒波の到来に伴い、多くの洋服店はダウンジャケットやコート類を店の入り口付近の目立つ場所に置き、消費者の購入を促しています。

 北京市内の服飾ブランド店の経営者は、「冬物衣服はすでに40%が新たに入荷した。ダウンジャケットが20%を占めている。先週金曜日から日曜日にかけて北京では気温が下がり、ダウンジャケットやコートの売上高が前年同期より20%増えた」と説明しました。

 今年は多くのアパレルブランドがデザインと素材に工夫をこらし、保温性と快適さをより重視しています。今年は気温の低下が例年より早く、11月11日の年間最大のECショッピングイベント「ダブルイレブン」に実店舗でのキャンペーンも重なり、いくつかの人気の保温商品が一時は品切れ状態になりました。

 ネット通販のデータは、10月以降には保温効果のある服飾の購入が著しく増えたことを示しています。うちダウンジャケットやスノーシューズの売上高は前年同期比50%増、保温タイツや保温スラックス類では同70%増、保温ベストでは同150%増です。(殷、鈴木)

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