巳年記念切手の図案発表 敦煌の壁画と民俗からインスピレーション=中国

2024-10-31 13:12:12  CRI

乙巳年記念特別切手

  2025年は中国の生肖(干支、えと)では「乙巳(きのとみ)年」で、通例により、「生肖切手」と呼ばれる特別切手が発行されます。中国郵政は30日、乙巳年記念特別切手の図案発表式を北京で開催しました。

 乙巳年記念切手セットは敦煌の壁画と伝統的な民俗にインスピレーションを得て、蛇のイメージと吉祥の寓意を巧みに結び付け、生肖文化の独特な魅力を体現すると同時に、素朴で機敏な民間の知恵を凝縮しています。

巳年生肖切手の第1枚目「蛇呈豊稔」(豊作の蛇)

  第1枚目の図は豊作を意味する「蛇呈豊稔」と名付けられ、画面は伝統文化にあるとぐろを巻く「盤蛇」のダイナミックなイメージを表し、おめでたい装飾を加えて祝賀の雰囲気を醸し出しています。金色の蛇の体がくねくねと伸びており、口の中には「嘉禾」とよばれる稲穂を一束くわえているデザインは、「衣食足りて礼節を知る」シーンを象徴しています。

巳年生肖切手の第2枚目「福納百祥」

 

 第2枚目の図は「福納百祥」という名で、草書を模した3匹の蛇で「福」の字を作り、一家団らんのほのぼのシーンを表しています。

 生肖切手は、古代中国の干支で年代を記述する十二支をモチーフにした正月切手です。1980年に第1ラウンドの生肖切手が発行されたのに続いて、1992年から第2ラウンドが始まり、高い人気を保ち続けています。「乙巳年」特別切手は2025年1月5日に正式に発売される予定です。(Yan、榊原)

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