北京
PM2.577
23/19
工業情報化部が30日に明らかにしたところでは、中国は新素材ビッグデータセンターを建設して素材データの集積基準と統合プラットフォームを構築し、全国をカバーする素材データリソースシステムを構築するということです。
工業情報化部によると、中国は2027年までに一つの中央メインプラットフォーム、複数のデータリソースノードからなる新素材ビッグデータセンターのアーキテクチャーシステムを構築し、素材データ製品の開発・応用を行うとともに素材データに関する公益サービスを提供し、大中小企業の一体的な発展を支援します。新素材ビッグデータセンターシステムは2035年までに全面的に完成し、安定して運用され、データ規模が国際的にトップクラスに入ることを目指します。
中国工程院の謝建新院士は、「素材データシステムの建設は、新素材発展のための基礎技術の不足を補い、新素材の研究開発と応用プロセスを加速し、中国の新素材の自律的保障と国際的にも先進的な発展を実現するために、重要な戦略的意義を持つ」としています。
現在、中国は既に世界最大の新素材生産・応用国となっており、2023年の新素材産業の生産高は7兆6000億元(約163兆2000億円)と、世界のサプライチェーンシステムにおいて重要な役割を果たしています。「人工知能+素材」のモデルは、新素材の研究開発リスクを2分の1以上、研究開発コストを3分の1以上削減し、新素材の発見から事業化までの時間を3分の1以上短縮できるということです。(Yan、坂下)
KANKAN特集