北京
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国家発展改革委員会マクロ経済研究院がこのほど、「中国経済をどう見るか」をテーマとした第3四半期のマクロ経済情勢シンポジウムを開きました。会議では、今年第1四半期から第3四半期まで(1~9月)、中国経済は全体的に安定した成長を見せており、工業生産、内部循環、基礎物資などの経済基盤がより固められたとみられています。
1~9月の全国の固定資産投資額は前年同期比3.4%の伸びと、1~8月までとほぼ横ばいで、昨年同期間より0.3ポイント高く、成長スピードは4月以降では初めて下落から上昇へと転じました。また、固定資産投資の中では、拡張投資の伸び率が39.3%に達し、ここ10年の同じ時期の最高レベルを記録しました。これは企業の投資の重点が規模の拡大から質の向上へと転換していることを反映しているとみられます。
また、1~9月は中国西部の12の省(自治区・直轄市)のうち、10の省(自治区・直轄市)の工業付加価値成長率が全国平均を上回りました。重慶市、貴州省、広西チワン族自治区、甘粛省、寧夏ホイ族自治区が全国の上位10位までにランクインし、成長率は全国平均を2ポイント上回っています。また、西部地区では、その土地の状況に応じた特色ある産業と優位性のある産業を発展させ、質の高い発展を押し上げるための新たな原動力が急速に形成されています。(Lin、坂下)
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