中国ではカザフスタン観光が大きなブームに

2024-10-28 12:31:16  CRI

 中国で2024年「カザフスタン観光年」の開始に伴い、カザフスタン観光ブームが大きな盛り上がりを見せています。

 トリップドットコム・グループ(携程)によると、今年に入ってから中国人によるカザフスタン観光旅行の注文は前年同期比で229%増加し、コロナ禍発生前の2019年比では262%増の状態です。人気が最も高い旅先は、アルマトイ市です。

 このほど、中国「カザフスタン観光年」のイベントの一つである「アルマトイ観光日」が西安と北京で相次いで行われました。カザフスタン最大の都市が中国人観光客に歓迎の招待状を出したわけです。イベントに出席した在中国カザフスタン大使館のシャルカルバエフ参事官は、「両国間には現在、北京-アルマトイ、杭州-アルマトイ、ウルムチ-アルマトイ、そしてアルマトイ-三亜の航路が開設されている。今後も双方の努力により航路が増えていくと信じる」と述べました。

 昨年11月には両国の相互ビザ免除協定が発効し、両国の観光客の往来はより便利になりました。カザフスタン側の調べによると、今年2月には中国からカザフスタンへの観光客数が協定発効前の13倍になりました。昨年11月10日から今年3月末までにカザフスタンを訪れた中国人観光客は12万6000人に達しました。

 携程研究院の毛琳研究員は、「アルマトイのほか、カザフスタン首都のアスタナも中国人観光客が必ず訪れる目的地だ。カザフスタンには優れた観光資源がある。カザフスタン観光の知名度が上昇するにつれ、ブームはさらに熱気を帯びる」の見方を示しました。(朱、鈴木)

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