北京
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23/19
ロシアのカザンで第16回BRICS首脳会議に出席している習近平国家主席は現地時間23日夜、エジプトのシシ大統領と会談しました。
習主席はエジプトが正式メンバーとしてBRICS首脳会議に初めて参加することに歓迎の意を示し、「今年は『中国・エジプトパートナーシップの年』で、両国が全面的な戦略パートナーシップを樹立して10周年である」と述べ、エジプトが国の主権、安全、発展利益を守ることを断固として支持する中国の立場を示しました。また、「双方は引き続き揺るぎなく互いに支持し、政治的相互信頼を固め、実務的協力を深化し、質の高い『一帯一路』共同建設を進めていく必要がある。また、人的交流を密にし、二国間関係が新時代を目指した両国運命共同体の構築という目標に向けて持続的に推進しなければならない」と強調しました。さらに、「エジプトとの協調に力を入れ、『大BRICS協力』の安定化を推進し、『グローバルサウス』の影響力と発言権をより拡大し、発展途上国の共通利益を守っていく」と期待を寄せました。
シシ大統領は、中華人民共和国成立75周年を改めて祝うと共に、両国の全面的戦略パートナーシップ樹立から10年間、各分野における協力が大きな成果を収めていると強調した上で、「中国はエジプトとアフリカ諸国の最も誠実な友人だ。中国がエジプトに提供したさまざまな貴重な援助に感謝する」と述べ、「一つの中国の原則をしっかりと守り、台湾問題が中国にとって極めて重要であることを完全に理解している」とエジプトの姿勢を示しました。
さらに、「エジプトは自国の発展戦略を『一帯一路』イニシアチブと深く結びつけ、各分野における両国の実務的協力がより強化されることを願っている」と述べ、エジプトのBRICS正式加盟を中国が支持したことに感謝すると同時に、中国と多国間協力を緊密にし、共同で発展途上国と『グローバルサウス』の共通利益を維持し、より公正で合理的な『グローバルガバナンス』システムの構築を推進していくとの考えを示しました。(朱、榊原)
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