北京
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中日韓青年企業家発展協力対話会の会場の様子
中日韓青年企業家発展協力対話会が24日、中国東北部の遼寧省瀋陽市で開催されました。午前中に行われた開幕式には、中華全国青年連合会の徐暁主席、瀋陽市の王新偉書記、中日韓協力事務局李熙燮事務局長のほか、中国、日本、韓国の青年企業家50人以上が出席しました。
日本JC日中友好の会の鎌田長明会長
開幕式の基調講演で、中国の寧賦魁元駐韓国大使、日本JC日中友好の会の鎌田長明会長、韓国貿易協会北京代表処の瀋允燮首席代表は、中日韓経済協力の新しいチャンスについてそれぞれ発言し、現実に存在する問題点を指摘しながら、解決方法を提案しました。鎌田会長は、「この地域の発展について3カ国の交流や経済の協力活動は将来にとっても非常に重要だ。ぜひこの分野の交流を深めていきたいと思う」と述べました。
午後には中日韓デジタル経済協力と中日韓グリーン産業協力という2つのテーマによる分科会がそれぞれ行われました。中日韓3カ国の青年企業家はそれぞれが携わった分野の現状を紹介し、存在する問題について解決策を提案しました。
日本新栄建設の新発田巧専務取締役
グリーン産業協力という分科会に参加したJCのメンバーである日本新栄建設の新発田巧専務取締役は「この対話会の前に中国の企業を視察した。また、対話を通じて中国の会社はどんな事業をしているかを知ることができた。日本国内だけにいては経験できないことだ。今後は3カ国で、協力できる分野で協力して、経済発展やグリーン産業化、カーボンニュートラルを目指していきたい」と語りました。
日中経済協会北京事務所の清水綾所長代理
参加者の日中経済協会北京事務所の清水綾所長代理は、「日中韓の3カ国には、一部の特殊な技術に特化した中小企業があり、それぞれの分野で協力する余地がある。若い経営者同士でこのような交流でチャンスを発掘すればとても有意義だ」と述べました。(取材:任春生、校正:鈴木)
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