オランダの動物園で生まれたパンダ 生後100日目にランユエ（朗月）と命名

中国から貸与されてオランダで飼育されているウーウェンとその子のランユエ

　オランダのアウエハンツ動物園は現地時間22日、公式ウェブサイトを通じて中国から貸与されたジャイアントパンダのウーウェンが7月に産んだ赤ちゃんが、生後100日目にランユエ（朗月）と名付けられたと発表しました。

　公園側によると、「ランユエ」のランはオランダの画家のレンブラントの中国語表記である「倫勃朗」の「朗」に由来し、同時に希望、光明、知恵を表します。「ユエ」は月であり、家族への思いも象徴します。

　アウエハンツ動物園は今年7月12日夜、中国から貸与されて飼育しているパンダのウーウェンが赤ちゃん2頭を出産したと発表しました。うち1頭は死んでしまいましたが、もう1頭は生き残ることができました。赤ちゃんパンダの性別はまだわかっていません。

　子パンダの両親であるシンヤー（星雅）とウーウェンは2017年4月にオランダに到着しました。オランダでの滞在期間は15年を予定しています。中国パンダセンターとオランダのアウエハンツ動物園の専門家チームが共同で努力した甲斐が実り、シンヤーとウーウェンは2020年1月18日に自然交尾を果たし、2020年に初の赤ちゃんのファンシン（梵星）が生まれました。ファンシンは2023年9月に中国に戻されました。（HJ、鈴木）