北京
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中国の傅聡国連大使は、ニューヨークにある国連本部内で安全保障理事会が現地時間21日に開いた「科学発展の国際の平和と安全への影響」会議で、「科学技術の発展は各業界に発展のエネルギーを与え、人類に巨大な便宜とチャンスをもたらすと同時に、国際の平和と安全に新たな試練をもたらしている」と述べ、「科学技術の乱用は国際人道法に違反する行為で、非難とボイコットを受けるべきだ」と指摘しました。
傅大使は、「人工知能の軍事応用が従来の戦争形態を覆しており、これによる懸念が広がっている。科学技術は『もろ刃の剣』で、発展と安全の統合的な計画が必要である。革新を奨励するとともにリスクを管理・コントロールする必要もある」と強調しました。そのうえで、「一部の国は国家安全保障の概念を一般化し、リスク防止の口実で、他国のハイテク企業を無制限に攻撃し、いわゆる『デカップリング』を主張している。その真の意図は、自国の技術独占の固定化と、他国の発展の阻止にあって、その本質はゼロサムゲームの冷戦思考である」と述べました。
傅大使はさらに、「小さい庭を人為的に造るための高いフェンスは現在、大きい庭を囲む鉄幕になりつつある。このような分裂を人為的に作り出すやり方は国際の平和と安全に与える危害がより大きく、最終的には世界を対抗の深淵に持ち込む恐れがある」と懸念を示しました。(朱、野谷)
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