中国の若者に中古品ブーム 遊休品が人気商品に

2024-10-21 14:00:27  CRI

チャリティーストアの様子

 近年、中国ではエコロジー消費理念が人々の生活に浸透して遊休品の取引が盛んになり、中古品市場の規模が日増しに拡大しています。コミュニティーの実店舗での委託販売から、中古品ショップや中古品の販売を専門に取り扱うプラットフォームまで、遊休品の再利用が人々の注目を集め、中古品も人気商品になっています。

 市民の張さんは引っ越しの際に整理した遊休品を上海のチャリティーストアに持ち込みました。中古品専用の売り場でスタッフが張さんの持ち込んだ品物を検査した後、アプリのミニプログラムを通じて彼女にエコロジーリサイクルクーポンを発行します。張さんはこれらのクーポンを使って、久しく念願だったキーボードを購入しました。実はこのキーボードも他の住民が持ち込んだ遊休品でした。

 このチャリティーストアの中古品売り場では、周辺住民から書籍やアクセサリー、衣類、家電製品などの遊休品が持ち込まれ、消毒された後に商品棚に並べられています。一部、手を加えられてから売りに出されるものもあります。

 同ストアで中古品売り場の責任者を務める李煜筠さんの紹介によると、ここでは毎週のように遊休品フェアを開催しており、クライアントの8割以上は若者だということです。中古品のコストパフォーマンスの良さに引かれて、好きな商品や実用性の高い商品を比較的安く買えるのが一番の魅力だということです。

 若者の消費パターンが絶えず変わるのにつれて、「インターネット+中古品」という消費スキームも登場しています。上海の繁華街では、古本や衣類を取り扱うおしゃれな店舗が相次いでオープンし、消費者は携帯電話を使って古本などの遊休品をまとめて店に売り、店側がこれらを整理し、消毒を行って再び新品同様の商品として生まれ変わらせます。このような消費モデルは販売の敷居を下げると同時に小売業の業態を豊かにしています。(Lin、坂下)

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