走行距離1万1000キロ 今年最初の「中欧班列・輸入博号」が上海到着

2024-10-21 13:57:40  CRI

「中欧班列・輸入博号」

 今年に入り初の中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列・輸入博号」が20日午前、上海に到着しました。上海で開催される中国国際輸入博覧会(輸入博)の展示品は、4年連続で中欧班列を通じて上海に直送されていることが分かりました。

 「輸入博号」は主に輸入博の展示品輸送を担っており、今回は主に化粧品と機械設備を運んだとのことです。

 この列車はドイツのデュイスブルクを発車し、ポーランド、ベラルーシ、ロシア、カザフスタンなどの国を経由し、阿拉山口鉄道口岸(通関地)を経由して中国に入り、走行距離1万1000キロメートル以上、所要日数21日、76個の標準コンテナ(TEU)を輸送し、貨物の価値は約1億元(約21億円)相当でした。

 2021年に初の「輸入博号」が運行を開始して以来、「中欧班列」は輸入博と緊密に連携しており、輸入博の「展示品から商品へ」のもう一つの高品質なサービスオプションとなっています。過去3年間、上海の中欧班列は4本連続で「輸入博号」を運行しており、第4~6回輸入博に出展するユーラシア展示品を上海に届けました。

 現在、上海「中欧班列」は累計244本(中央アジア方向を含む)運行しており、出荷コンテナは約2万5000TEU、貨物重量は約22万トン、貨物価格は85億元(約1790億円)を超えています。

 上海「中欧班列」はすでにユーラシア13カ国の120余りの都市駅を結んでおり、これらの駅を通じてユーラシアの他の国々にも放射状に広がりました。

 今年で7回目となる輸入博は、2024年11月5日から10日まで、上海で開催されます。(HJ、榊原)

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