プーチン大統領がCGTN取材に「ロシア・中国関係の土台は相互尊重」と説明

　BRICS第16回首脳会議は22日から24日までロシア連邦のカザンで開かれます。ロシアのプーチン大統領はモスクワ市内で現地時間18日、拡大BRICS諸国の主要メディアの代表と会見しました。プーチン大統領はCGTNの記者の質問に対して、「ロシア・中国関係は互いに耳を傾けながら相互尊重を土台として築かれたものだ。双方の協力において、これは単なる共通認識ではなく、確固たる実際の行動だ」と指摘しました。

　中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）傘下のCGTN（中国グローバル・テレビジョン・ネットワーク）は、今回の会見に参加した唯一の中国メディアでした。

　プーチン大統領は質問に対して、「ロシアと中国の貿易額は近年、急増してきた。これは両国関係が平等互恵の土台の上に確立された成果であり、双方は互いの声に耳を傾け、双方の利益を守ってきた」と述べた上で、「これは空論ではなく、事実だ。ロシアと中国の貿易のバランスが取れていることは、双方が共に努力した結果だ」と強調しました。

　プーチン大統領は中ロ関係の将来の見通しについて、「両国はエネルギー、農業、インフラ施設、科学技術などの分野での協力を絶えず強化していく」と述べ、さらにロシアは中国に対する石油と天然ガスの輸出を拡大しつつ、農業分野での協力拡大に取り組んでいくと表明しました。

　プーチン大統領は「BRICSプラス」について、「BRICSの構造として各国はそれぞれ独特な文化と歴史を持っており、グローバルな分業において強みを持つ。これらの国々との協力と交流は、すべてのBRICS加盟国に共通する願いだ」と表明しました。（Lin、鈴木）